コーヌスクローネ義歯(コーヌスクローネ・テレスコープシステム)
歯に対する健康、審美意識の最も高い欧米で、外科手術を要しない高度精密の義歯の中で、最も安全で信頼の高い義歯がコーヌスクローネ義歯です。
ヨーロッパ特にドイツでの半世紀以上にわたる基礎的研究と数多い臨床実績があり、複雑な顎口腔系での手術のない義歯修復治療としては、現在で最も評価の高い治療法です。
当院でも40年の臨床実績の中で、コーヌス義歯治療は、最も予後の良い、満足度第一位の義歯修復であるという診療実績を得ています。
コーヌス義歯はどんな義歯?
コーヌス義歯は普通の義歯のようにバネ(クラスプ)がなく金属が見えません。維持装置としてバネの代わりに茶筒の原理を応用した内冠と外冠の摩擦力を維持としているので、自然な咬み合わせ感覚で咬め、当たって痛い、外れやすいということが非常に少ない義歯です。
コーヌス義歯は残ってる歯にかぶせた冠(内冠・茶筒の内側)に、通常の義歯のバネにあたる部分にとりつけられた内冠にピッタリかぶさるようにつくられた外冠(茶筒の外側のフタ)が義歯と一緒に(義歯の外冠は一体となっています)精密に、茶筒のようにピタッと入るのです。(ブリッジのように接着するのではなく、通常の入れ歯のように取り外しできます。)
通常の義歯は残った歯にバネをかけて、はずれないように調節するのですが、このバネの横揺れの力が歯にとってはあまり良くないのです。(歯科医も強すぎないよう弱くてはずれないよう調節するわけです。) コーヌス義歯ではバネのかわりの内冠と外冠が茶筒のようにピタッと入り、咬む力をまっすぐの力(歯はタテ方向の力はヨコ方向の力より圧倒的に強い)に変えるので歯のない部分の歯ぐきと歯に加わる力をしっかりと自然な感覚で支えるので咬み応えも非常に楽なのです(この感じは磁石義歯に取り付けられた磁石と吸着する金属を取り付けられた根の感覚と同じです患者さんも咬みやすいと感じます)
様々な運動がコントロールされ口腔内の歯や歯ぐき、アゴ関節の状態のすべてが患者さんのミクロン単位の力でミクロン単位で自然に調節されるのです。 この様な微妙な顎口腔システムの中で義歯・修復物の装着、調節は歯科医がどれだけ時間をかけたとしても、患者さんの自然で総合的なミクロン単位の調整力には勝てません。
コーヌス義歯の最大の長所は
歯科医がより精密に治療していけば、あとの微妙な咬み合わせ、義歯の歯と自分の歯の感覚の違いなどのミクロン単位の精密な部分は、患者さんがコントロールするので、最も調子の良い自然な義歯ができるのです ほとんどのケースで治療が可能であり様々な義歯の中でも維持となる歯の負担が少なく歯が抜歯に至るケースが非常に少ないのです。
歯を支える骨が少なく動揺のある歯でも出来るだけ利用し、どうしても抜歯ということになっても簡単に修理ができ、更にずっと使えます。 コーヌス義歯はブリッジのように義歯を歯だけで支えるのではなく、通常の入れ歯のように歯ぐきでも、咬む力を支えるのです。 つまりコーヌス義歯では、残った歯にかかる力は歯にとっても歯ぐきにとっても良い力がかかるということになります。
ですからコーヌス義歯を支える歯(口腔内にある内冠のかぶった歯)は通常の入れ歯のバネのかかった歯に比べ、かなり長持ちします。 咬んだ時に内冠と外冠の間に発生する摩擦力をコーヌス力といいますが、このコーヌス力によりコーヌス義歯は、食べたり話した時にはずれにくい。歯ぐきにくいこまないので痛くないということになります。
コーヌス義歯は、残った歯の全体を間接的に連続しているので、すべての歯をしっかりと支え、固定し、歯周病に対し大きな効果を発揮します。内冠、外冠をかぶせる維持となる歯は削らなければなりませんが、健康歯はまず神経をとらなくて済みます。
コーヌス義歯で留意することは
ただ義歯をはずしたときに白金加金がかぶった内冠が見えるという点は審美的ではありませんが、家の中で義歯をちょっとはずしたりしている時に簡単にはめることの出来る仮のコーヌス様プラスチック義歯を持っていれば問題はありません。
コーヌス義歯の摩擦力のコーヌス力は咬み合わせのバランスで左右されます。人によりますがまれに、「最近義歯がゆるいかな」と思われた時は咬み合わせを精査して少し精密な調整をすれば5分程度ですぐに元通りのピッタリした義歯に戻ります。
