磁石義歯(マグネットデンチャー)
義歯が外れないようにするのが磁石義歯
口腔内に残っている根に、金属をいれ、義歯の中に入った磁石と吸着させ、義歯が外れないようにするのが磁石義歯です。
力を入れて噛んだ時に磁石装置による磁力でしっかり噛めます。
この磁石装置は20年大学での研究で臨床試験を重ね、安全であることが確認されて、
平成6年に厚生省認可を得、一般臨床で急速に使用されるようになったものです。
昨年末までに製造元の愛知製銅では140万個をつくりました。
当院でもそれ以降多くの症例を重ね、その快適性に万全の自信を持つに至っています。
利点と特徴
歯が長持ちします。
維持装置としてのバネの代わりにこの装置を使えば、歯に負担は少なく、白い歯で金属が見えません。
良い根なら積極的に使用できます。
従来、片側の奥歯が2-4本ない時に、義歯は反対側までのばさなければならなかったのですが、
磁石義歯は片側だけの小さな義歯ですませることができるようになりました。
つまり、従来の小さな義歯で、金属が見えず取りはずしができて、
清潔にしやすいブリッジのような義歯もできるようになったのです。
従来のバネの義歯でバネのかかった歯が駄目になった場合、根だけを残してこの義歯を利用し、バネの部分に磁石を入れると、バネがなくなり、審美的に良く、動揺のあった歯も動かなくなり、歯にかかる力の入れ具合も生理的で実に噛み心地がよい義歯ができます。
この磁石義歯は私の臨床研究の中でも最も患者さんに喜ばれている装置の一つです。